[2021年2月7日]

中溝雄也さん(31)は小学校2年生から野球を始め、中学、高校、大学、独立リーグとキャリアを重ねてきた。2017年にルートインBCリーグの福井ミラクルエレファンツで現役を引退、翌年2月の春季キャンプ中に行われたテストを経て同年3月から千葉ロッテマリーンズに球団スタッフとして入団した。
中溝さんのポジションは2軍ブルペン捕手兼用具補佐。試合や練習ではブルペンで投手のボールを受け、それ以外では用具係として主に2軍で使用する用具の準備や片付け、管理などを行っている。
現役引退後の進路として球団スタッフを選んだ理由は「今しかできないから」と話す。「せっかくここまで長いこと野球を頑張ってきたので、今まで身につけたスキルを生かせる仕事がしたいと考えました。非常に高いレベルの技術が求められる仕事なので一回離れてしまうと復帰は無理かなと。また、この仕事はポストに空きがなければ就けない仕事。チャンスを頂いたので飛び込みました」
球団スタッフになって良かったことは「色々ありますが、一番は(自分の中で)プロ野球が面白くなったことですね。自分がプレーしていた時は特定のチームを応援することはありませんでした。球団スタッフになって、自分が関わった選手が1軍の試合で活躍するととても嬉しいし、所属するチームが勝つとさらに嬉しい。試合結果に一喜一憂でき、人生が豊かになった気がします」と話す。
逆に球団スタッフになって大変なことについては「いや〜それは挙げたらキリがありませんが…朝早かったり夜遅かったりすることですかね。仕事を人生の中心にせざるを得ないというか。今年で4年目ですが毎日一杯いっぱいです。その代わりやりがいは抜群ですね笑」と笑いながら答える。
「選手の頃はわかったつもりでいましたが、実際に裏方として働いてみて、この1試合、ワンプレーは本当にたくさんの人に支えられて成り立っているんだなと実感しました。ファン、球団、職員、スタッフ、スポーツメーカー、グッズ会社、スタジアム職員、グラウンドキーパー、警備会社、医療機関、報道陣、飲食関連業、ランドリー会社、運送会社、清掃会社、旅行会社、宿泊施設、スポンサー企業、その他にもたくさんの人たちによってプロ野球は支えられています。僕も支える側の一員として、今後も自分の役割を全うしていきたいと思います」と取材を締めくくった。
■中溝雄也(なかみぞ ゆうや)1989年6月14日生まれ。神奈川県出身。小学校2年生から野球を始め、中学、高校、大学、独立リーグまでプレーした経歴を持つ。川和高ー明学大ー新潟アルビレックスBCー福井ミラクルエレファンツ。現在は千葉ロッテマリーンズの2軍ブルペン捕手兼用具補佐を務める。入団4年目。推しマスコットはズーちゃんとカビーちゃん。



コメント