なかみぞさん 水回りはきれいに「ヒカリエのトイレ」目標

文化

[2023年1月5日]

自宅のトイレを紹介するなかみぞさん(左) 写真:本人提供

「きれい好きとかではないんですけどね」なかみぞさん(33)はそう言いながら掃除が行き届いたトイレを案内する。

 非・きれい好きを自称する通り、部屋を見渡せば机の上は筆記用具や領収書で賑わっており、床には洗濯物やぼのぼのが散らばっている。決してきれいな部屋とは言えない景色が広がっていた。

 しかしそんな中、台所と浴室、トイレ、洗面所は異様にスッキリとしていることに気が付く。「水回りだけはかなり意識して掃除しています。かっこいいかなと思って」なかみぞさんちの台所や浴室などのいわゆる「水回り」は見た目の整理整頓だけでなく、心なしか良い香りすら漂う。

 きっかけとなったのは若い頃に初めて行った渋谷ヒカリエだという。「買い物中に尿意を催して入ったトイレがものすごくきれいで。さらに和風な芳香剤のめっちゃ良い香りがしたんですね。その時にああ、こんな部屋に住みたいな、と強く思いました」都心のキラキラスポットの優美さに心を打たれたなかみぞさんはその日以降意識が変わり始めたという。「自宅での時間をより良いものにするにはヒカリエのトイレを目指すしかないと。まずは水回りから始めようと決めました」

 ソロ生活12年目の今年はきれいな範囲を広げていくことが目標だという。「(目標の)数字などはありませんが、できることから取り掛かりたい。やることをやって良いシーズンにします」

 言うは易く行うは難し。新年の決意を口にするなかみぞさんは厳しい表情で洗濯物を畳んでタンスにしまっていく。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました